道具の特性を知る(アニメーション)「ステージマジックの手順構築その3」

手品論

はじめに

ステージマジックの手品論を連載してから3日目です。

これから紹介する理論は私の手品に対する考え方を大きく変えた「児嶋達」の理論を私なりに噛み砕いて文章化したものです。

この理論は個人的な考えであり、みなさんにはこれを元に、時には批判的に構築して頂きたいと思います。

アニメーション

前回は、学生マジックの特徴である「種目」についての説明と、「スライハンド」の特徴について種目ごとに紹介しました。

今回は「アニメーション」について紹介します。

アニメーションはクラシックの演目が多く、ギミックの完成度が高いため、不思議さは抜群です。

しかし、一つまたは二つ、といったとても少ないギミックに頼りがちです。

そうなると、緩急がつけづらく観客が飽きてしまうし、同じものを使い続ける為、ギミックがばれやすくなってしまうという危険性があります。

リング

リングには大きく二つの方向性があります。

一つはリンキングリング、そしてもう一つがフライングリングです。

どちらも長くやるとゾンビボール以上に飽きます。

特にフライングリングは吊り場を考えないとダンシングケーン同様にすぐにばれます。

リンキングリングは長い歴史を持つので「名人」と呼ばれる人が四つ玉、カードに並び特に多いです。
良いお手本をまねることから始められる演目の一つでしょう。

ゾンビボール

布を使った浮遊は非常に面白いですが、観客は布が怪しいと思います。

そこで布ゾンをやった後に指ゾンや糸ゾン(アストロなど)をやると効果的です。

ゾンビボールは被害者手順をやる方が多い印象です。

いかに自分と観客以外の存在、第三者であるゾンビを表現するかが問題となるでしょう。

他の手品でも同様ですが、この種目では、演者が動いているときはネタを動かさない、ネタを動かすときは演者は動かないということを徹底するとよいでしょう。

ダンシングケーン

面白いダンケン演者は吊り場を、手から、肩、口、お腹、頭など様々に変えることで予測不能な動きを魅せます。

ダンシングシルク

コミカルな演技をする演者が多い印象を受けます。

最近はめっきりやる人も減りました。

こんなに高いのであればゾンビボールをやった方が面白いといったところでしょうか。

ロープ

シルクなど他のものとの相性も良いです。

プロダクションにつなげると盛り上がりも作れて楽しい演目です。

フリーキーボディイリュージョン

第三の手などが該当しますが、イリュージョンの一種なので不可能性が高すぎます。

その為、他の演目に比べタネがばれやすいです。

ギミックを使用する時間を短くするか、CSチョイのようにいくつかの「手」のギミックを併用するとよいでしょう。

もちろんこれは他の種目においても同様です。

続く…

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