紙吹雪とブラックアートの効果的な使い方「ステージマジックの手順構築その7」

手品論

紙吹雪について

紙吹雪は多くのマジシャンが使うのではないでしょうか?

そこで今回は紙吹雪の効果的な使い方やメリットデメリットについてお話しします。

紙吹雪の効果的な使い方

効果的な使い方を知るには、紙吹雪にどういう使い方があるのかを理解すれば良いでしょう。

紙吹雪には大きく分けて三種類の使い方があります。

一つ目は、紙吹雪自体を出現させる手法や何かのバニッシュの際に出現させるものです。

紙吹雪自体をプロダクションする種目はスノウと呼ばれています。

バニッシュの強調として用いられる紙吹雪は変化現象になっているので、「ストーリー」の考え方に合っています。

この考え方の応用で、空手を示すのに紙吹雪を使うことがあります。

特に演技開始直後に行われますが、通常の空手の示しより、持っていたものを捨ててから空手を示すと説得力があります。

二つ目は何かをプロダクションした際に追加効果として出すパターンです。

和妻が良くやる手法です。分裂現象の際には紙吹雪は入れない方が良いでしょう。

なぜなら紙吹雪を入れてしまうと、分裂現象ではなくただの出現現象になってしまうからです。

三つ目は意味もなく紙吹雪を撒いたり、おまじないとして使う方法です。

これは手品ではありませんが、見ていて非常に面白いものがあります。

あなたが演技で使用する紙吹雪の使い方も上記3つの使い方のどれかに当てはまるのではないでしょうか?

紙吹雪を何のために使用するのかを改めて考え直すことで、紙吹雪を効果的に使うことができます。

紙吹雪のメリットとデメリット

紙吹雪のメリットは綺麗で見ていて面白い所にあるでしょう。

観客からは、紙吹雪なしの場合に比べて拍手をもらいやすくなります。
ここぞという時に使ってみましょう。

デメリットは練習がしづらい所でしょう。

紙吹雪は消耗品のため、普段の通し練習では入れないことが多いです。

その為、紙吹雪をバニッシュで用いる場合ではスチールがシャドウとなります。

そして和妻のように紙吹雪を追加効果として出す場合では本番になってネタの厚みが増し、スチールが困難になります。

また、練習ができないことにより、本番の絵が見づらいという支障もでます。

シルクに紙吹雪を入れてみたもののきれいになるどころか逆にみっともなくなったということはよくあります。

紙吹雪をバニッシュで用いる場合では、本番同様の紙吹雪を接着剤やテープで固めたものを利用するとスチールの練習ができ、練習も楽になります。

和妻のように紙吹雪を追加効果として出す場合は実際に試してみるしかありません。
本番より前に少なくとも一度は試してみましょう。本番だけ違う動きをするのは勿体ないです。

意味もなく紙吹雪を撒いたり、おまじないとして使う方法は手品じゃないので大丈夫です。本番は特盛にしましょう。

ブラックアートについて

最近ブラックアートが流行っていますよね。
ディスクなどの、もとよりパームすることをあきらめている種目では、ブラックアート前提の手品がなされています。

私(児嶋達)なりのブラックアートの考え方をお話します。

ブラックアートはまず、消す道具の黒の色に気を遣いましょう。

ハイミロンが手頃に手に入る中では一番よく消えます。

次にマスキングテープが良いでしょう。これは薄くて消えます。

ポイントはいかに光を吸収するかです。

たまに非常に光沢がある黒塗料を塗っている方がいますが、これは光るのでダメです。

ブラックアートを使う際には、なるべく衣装かMtで完結するようにしましょう。

会場に入ってからの調整は安定しません。

消し方ですがなるべく補助的に使いましょう。

手の裏からはみ出してはいるけど、黒いものを手でカバーしているので見えない、くらいがベストです。

ただ、この手のものの考え方は時代により変わるので、この先何が起こるかわかりませんね。

続く…

コメント

タイトルとURLをコピーしました