ステージマジックの種類

学生マジック

「ステージマジックをやってみたいけど、どんな種類があるの?」

始めたくてもなにがあるのか分からなければ、困ってしまいますよね。

ステージマジックの種類を知ることで、あなたがしたいマジックが見つかるかもしれません。

そこで今回は、ステージマジックの種類について紹介します。

ステージマジックの分類

ステージマジックの種類は大きく3つのカテゴリーに分類することができます。

・手先の技術が物をいう「マニュピレーション」

・たくさん物を出して、それを飾ったりする「プロダクション」

・一つのギミックで最初から最後まで演技できる「アニメーション」

上記の3つのカテゴリーを把握することで、これから紹介するマジックもどういった特徴があるのか分かりやすくなります。

マニュピレーション

四つ玉(ビリヤードボール)

四つ玉はその形からビリヤードボールとも呼ばれます。

指と指との間に収まるほどの大きさのボールを扱います。

プロアマ問わず多くのマジシャンによって研究されているので、
現象の種類が豊富であるのとテンポが良いのが強みです。

特に白玉4つ出現した後は、技術的に難しい4個出現をやってもすでに4つ出ていることから見栄えが悪いです。
なるべく早い段階でカラーチェンジに移行した方がテンポがいいでしょう。

玉の課題は舞台上だと小さく見づらいことです。

いかに見やすい手順、表現、照明効果にするかが重要になります。
玉のサイズを一回り大きくするという手もあります。

ウォンド

ウォンドとはマジシャンが使う「杖」のことです。

人間の体の構造に適した道具と言えるでしょう。

腕の形を最大限に生かして、ネタを大きくしているのでとても見やすいのが特徴です。

魔法の杖と言っても説得力はないのでこの棒がなんなのかを説明する必要があり、そこが課題となります。

加藤陽氏はこのウォンドとネクタイと上手く組み合わせて手順を見やすくしています。

またウォンドの両端にある白いチップの存在意義ですが、
チップをつけることで細いウォンドが見やすくなっています。
(テレビの字幕が縁取りされているのと同じ原理です。)

しかし観客からするとそのチップがなんなのかわからないので、それをうまく活用してシンブルと見立てたのがウォンブルの発想です。

シンブル

シンブルとは「指ぬき」のことであり、スライハンドの中で圧倒的に小さくて見づらい種目です。

一般的にはシンブルはクロースアップからサロンマジックで行う演目と言われています。
そのためプロの世界では発展せずに学生マジックの中で発展しました。

学生マジックが世界に誇る種目と言っても過言ではないでしょう。

シンブルの強みは圧倒的なテンポの良さとカラーチェンジです。
テンポの良いシェルによるカラーチェンジは鮮やかです。

ただしシンブルの一個遊びはネタの小ささから、見せ方に注意が必要です。

カード

カードはいわゆる「トランプ」のことです。

カードはスライハンドの中でもネタが大きく、トランプであることが観客に伝わるので一般受けも良いです。

またプロダクション要素もある上に、構造上ギミックや技法を作りやすいので、プロアマ問わず人気の種目です。

ブランクカードを使う場合は、それがなんなのか(手紙、折り紙etc…)を説明する必要があります。

ディスク

ディスクは「CD」のことであり、スライハンドの中で最大の大きさを誇ります。

しかし大きい代わりにパームができません。

ブラックアート頼りになりがちなので基本的に衣装のお腹のあたりはみんな黒です。

技術はカードを応用したものが多いです。

見ただけでCDであることが伝わるので、一般受けも良いですが、CDと決められているため、演出が似たり寄ったりになってしまいます。

通常のCDの記録面は銀ですが、ピンスポットに当てると反射して見づらいため、ミリオンなどのプロダクションパート以外でのメタリック色は避けた方が良いでしょう。

プロダクションパートでは乱反射で、実際よりも大きく見えるのでメタリックを採用することがあります。

また今日の技術の進歩は凄まじいものがあり、数十年後にはCDという概念が忘れ去られているという懸念点があります。

コイン

コインはディスクに取って代わられたため、現在ではほとんど演じられていません。

クロースアップではハーフダラーなどのサイズで行う演者もいますが、
本来はMDからCDのサイズで行う道具がコインです。

ハーフダラーなどをステージで行うのは、基本的には学生マジックの「コイン」演目ではなく「マイザーズドリーム」です。

マイザーズドリームはペン&テラーが有名ですね。

チップ

チップはコインに似た種目です、コインの厚みを無くした平らな小さい円盤状のものです。
チップの強みはカラーチェンジと飛行でしょう。

チップは指と指との間で保持するため、ネタの小ささからくる視認性の低さに加え、動きの制約も大きいです。

基本的な動き方はクロースアップで行われているコインの延長のものです。

新たな見せ方が加わるとチップがより発展するのではないでしょうか。

シガレット

シガレットとは「煙草」のことで、小さい割にカラチェンもできない非常に弱い種目です。

しかしこのシガレットにも強みはあります。

それはタバコであるということ、そして煙が出るということです。

強みはそれだけでなく、口が使える、タバコケース、ライターが使えるということ。
これはかなりの強みとなります。

出現や消失、飛行といったシガレットの現象は学生マジックでやり尽くされていますが、
近年のコンテストではタバコが吸えない手順が非常に評価されています。

プロダクション

マジシャンがよく演じている「白い鳩」を出すマジックです。

鳩は手品の王道であり、プロダクションの王道でもあります。

すべてのプロダクションマジックはここから始まったといっても過言ではないでしょう。

生き物と水物は不可能性が高い為一般受けがいい。

鳩を投げて戻ってこないのはナンセンスです。
戻ってこないのであれば投げないようにしましょう。

鳩の基本的な考え方は何か一連の手品をしたオチとして鳩を出す、というもので、他のプロダクションマジックにも通用します。

メリケンハット(バネ花)

メリケンハットとは空の帽子から物をたくさん出現させるマジックです。

プロダクションマジック唯一、何を出しているのかがわからない種目です。

そこがもやもやしたまま進行するのはよくない。

メリケンハットにはメタリックと原色系の二つの方向性がありますが、どちらでもでもいいと思います。

ミリフラはもしかしたら原色系の方が見やすいかもしれません。
メタリックは乱反射するので量が多く見えます。

一般的にメタリックの方が耐久性に優れます。
結局どちらも消耗品なので、古くなったら買い替えましょう。

フラワー(毛花)

フラワーは「お花」を使ったマジックのことです。

変化現象、カラチェンがしづらく出現現象に頼りがちになります。

他のアイテムと組み合わせて緩急をつけるのが良いでしょう。

お花に見せるためにディスプレイ方法や持ち方等の扱い方法にも注意が要ります。

パラソル

パラソルは「傘」を使ったマジックです。

テンポが悪くなりがちなのは注意しましょう。
解決策としてはダブル演者などがあげられます。

全く傘をささない人も見受けられますがよろしくないです。
和妻などを参考にしても面白いかもしれませんね。

シルク

シルクとはマジシャンがよく使う「布」のことです。

シルクは何かを出す方法として用いられることも多いですが、シルク自体でも様々な現象が起こせます。

出現以外の方法も考えてみてください。

シルクは丸めて固めるとしわが寄って汚いので、なるべくしわの寄らない手順を組んでみてください。

和妻

和妻とは、すごく簡単に言うと、和風のマジックのことです。

和妻はプロダクションの鏡です。

デカい、たくさんに加えて、二人以上でやる際には演じる側とディスプレイする側に分かれることでテンポが良くなります。

現在学生マジックで行われている和妻は鳩の考え方を応用した島田晴夫師の考えに基づくものです。

ワイン

ワインはその名の通り、ワイングラスなどを扱うマジックです。

蓋グラスは不可能性が高いので一般受けはしますが、ゾンビの棒と同じでマジシャン受けはその程度のものでしょう。

液体が透明な分、シンブルよりもネタはみづらい。

おしゃれな雰囲気でやる演者が多いが、グラスの構造上衣装がダボっとなりがちで雰囲気がぶち壊されます。

ローズ(造花)

ローズはバラを使ったマジックのことを言います。

マニピュレーションフラワーとも呼ばれます。

ウォンドに技術は近いですが、ウォンドじゃなくお花である意味を考えた方が良いでしょう。

ネックレス

ネックレスはその名の通りネックレスやシャンデリアなどを扱うマジックです。

もともとは生きもの禁止の場所においてとの代替物として開発された道具です。
鳩の考え方と同じです。

フェザー

フェザーは羽を使ったマジックのことです。

出現以外の現象がほとんど開発されていないのでこれからが楽しみですね。

シルク同様、透けているので不思議さは高いはずです。

マスク

マスクは仮面(お面)を扱うマジックです。

マスクの醍醐味はなんといっても変面です。
出現現象よりも変化現象が強いです。

ジェフマクブライドが始めたマスクに対し、大佐氏(法政OB)をはじめとする学生マジシャンが異を唱え、手品の域にまで作り上げました。

しかし、隠す布が多く不思議さが低くなってしまうという課題がありました。

それを解決し、ハーフマスクという考え方を取り入れたのが大江毅氏です。

また、藤山大樹氏はより中国の伝統芸能である『変面』に近づけることによりその芸を昇華させています。

扇子

扇子はその名の通り、扇子を使ったマジックのことです。

和妻の劣化版にならないためには扇子をしっかり「魅せる」ことが必要になるでしょう。

ポーチェンがかなり面白い手順を作ってしまったので、いかに、その影響から脱するかが課題です。

アニメーション

リング

リングは銀色の輪っかを使ったマジックのことで、輪っか同士を繋げたり外したりするマジックです。

リングには大きく二つの方向性があります。

一つはリンキングリング、そしてもう一つがフライングリングです。

どちらも長くやるとゾンビボール以上に飽きます。

特にフライングリングは吊り場を考えないとダンシングケーン同様にすぐにばれます。

リンキングリングは長い歴史を持つので「名人」と呼ばれる人が四つ玉、カードに並び特に多いです。
良いお手本をまねることから始められる演目の一つでしょう。

ゾンビボール

ゾンビボールとは銀色の重いボールを布を使って浮遊させるマジックです。

布を使った浮遊は非常に面白いですが、観客は布が怪しいと思います。

そこで布ゾンをやった後に指ゾンや糸ゾン(アストロなど)をやると効果的です。

ゾンビボールは被害者手順をやる方が多い印象です。

いかに自分と観客以外の存在、第三者であるゾンビを表現するかが問題となるでしょう。

他の手品でも同様ですが、この種目では、演者が動いているときはネタを動かさない、ネタを動かすときは演者は動かないということを徹底するとよいでしょう。

ダンシングケーン

ダンシングケーンはケーンを浮かせるマジックのことです。

面白いダンケン演者は吊り場を、手から、肩、口、お腹、頭など様々に変えることで予測不能な動きを魅せます。

ダンシングシルク

ダンシングシルクはシルクを宙に浮かせたり、手を触れずして勝手に動いたりするマジックです。

コミカルな演技をする演者が多い印象を受けます。

最近はめっきりやる人も減りました。

こんなに高いのであればゾンビボールをやった方が面白いといったところでしょうか。

ロープ

ロープはその名の通り「縄」を扱うマジックです。

シルクなど他のものとの相性も良いです。

プロダクションにつなげると盛り上がりも作れて楽しい演目です。

フリーキーボディイリュージョン

フリーキーボディイリュージョンはおもちゃの手が勝手に動いたりするマジックです。

第三の手などが該当しますが、イリュージョンの一種なので不可能性が高すぎます。

その為、他の演目に比べタネがばれやすいです。

ギミックを使用する時間を短くするか、CSチョイのようにいくつかの「手」のギミックを併用するとよいでしょう。

もちろんこれは他の種目においても同様です。

まとめ

いかかでしたか?

今回は「ステージマジックの種類」について紹介しました。

これであなたも興味のあるマジックが見つかったのではないかと思いいます。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

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