「何故マジックで使われている鳩は白いのか?」
こんな風に思われる人は多いのではないでしょうか?
今回はその理由についてご紹介します。
マジシャンの出す鳩が白い6つ理由
ところであなたはマジシャンが出すあの白い鳩の品種をご存知ですか?
多くの人は「銀鳩」と呼んでいて、正式名称は「ジュズカケバト(数珠掛鳩)」です。
実は、この銀鳩の持ち合わせる特徴にその理由が隠されています。
この銀鳩の特徴も合わせて理由をご紹介します。
白は実際よりも大きく見せることができるから
「白」は実物よりも大きく見せ、「黒」は実物よりも小さく見せることができます。
この色のトリックは普段の生活でもよく使われていると思います。
例えば、体のスタイルを気にしている人は白い服を着るのを避けて黒い服を着たがりますよね。
これと同じ原理でマジシャンが鳩を出すときに、白い鳩の方が大きくて目立ちますし、観客も驚きます。
さらに言うと「白」はマジシャンがよく着る黒い燕尾服とも相性が良いです。
あの黒い燕尾服の前で白い物体出現させればとても目立ちますよね。
こういった理由から白色はマジシャンの着る黒い燕尾服と相性が抜群なのです。
銀鳩は普通の鳩より大人しいから
銀鳩は基本的に大人しいです。
私自身も初めて銀鳩と対面した時に、こんなに大人しいものなのか、と驚きました。
こういった特徴からマジシャンが鳩を出した後に鳩が何処かに飛んで行ってしまう可能性は他の鳩と比べると低いです。
また大人しいと飼いやすいですし、調教しやすいですよね。
マジシャンからしたら銀鳩は手品をするのにもってこいなのです。
銀鳩は懐きやすいから
「マジシャンが投げた鳩が手元に戻ってくる」
この光景を見たことがあるでしょうか?
なぜこのようなことができるかというと、銀鳩は人に懐きやすいという特徴を持っているからです。
これが他の鳩となると調教が難しくなります。
大型鳥などでも懐きやすいものはいるのですが、飼うのが大変なので、比較的大人しく懐きやすい銀鳩が好まれます。
しかし、銀鳩がいくら人に懐きやすいといっても、しっかりと毎日調教してあげる必要があります。
調教方法に関しては下記の記事で紹介しています。

銀鳩は見た目よりも小さいから
銀鳩はあなたが思っているよりも小さいです。
大きさ的には500mlのペットボトルよりも小さいです。
ところが手品で鳩を出した時は、羽ばたき大きく見えます。
普段は小さくて大人しいけど、必要な時には羽ばたいて大きく見せることができるのでとても便利ですね。
こういった特徴からマジシャンだけでなく観客にとっても都合が良いのです。
多くのマジシャンが蓄積してきたノウハウがあるから
銀鳩で手品をしてきたマジシャンは過去にたくさんいます。
1960年にイタリアで公開された「ヨーロッパの夜」という映画があります。
そこで、チャニングポロックがマジックで銀鳩を出したのをきっかけに多くのマジシャンが鳩出しマジックをするようになりました。
こういった背景から銀鳩でマジックをするためのノウハウがたくさん蓄積されているのです。
マジシャンからすると、ノウハウが蓄積されている方がとっかかりやすいですよね。
こういった背景もマジシャンが銀鳩を好んで使う理由の一つです。
銀鳩は飼いやすいから
銀鳩は「大人しい、小さい、懐きやすい」という特徴があるのでとても飼いやすいです。
ですので6、7羽飼う労力は犬を6,7匹飼う労力と比べれば大したことないです。
値段も一羽4500円ほどで購入できるので思ったよりも安いです。
銀鳩は小さいので可愛いですし、愛着が湧きます。
愛着が湧いて大切に育てると鳩もそれに応えてくれてマジックの舞台では鳩が期待以上のパフォーマンスをしてくれます。
こういったように銀鳩はマジックのためだけでなくペットとしても見ることができるのです。
銀鳩の飼育方法については下記の記事で紹介しています。

まとめ
いかがでしたか?
今回は「マジックで使われる鳩が白い6つの理由」についてご紹介しました。
これでマジシャンが白い鳩を出す理由をお分かりいただけたと思います。
ぜひ参考にしてみてください。
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